奮起を促す“2つ星”の最低評価は? 「エクアドル戦出場14人」を金田喜稔が採点

日本代表DF冨安【写真:Getty Images】
日本代表DF冨安【写真:Getty Images】

不安定だった冨安、より高いレベルを求めたい

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■杉岡大暉(湘南)=★★★

 球際での競り合いの強さなど、Jリーグでも見せている持ち味はエクアドル戦でも見せることができていた。ただ、3試合連続フル出場の影響もあったのかもしれないが、もう少し攻撃面でできるかと思ったが、ミスもあるなどインパクトを残せなかった。

■冨安健洋(シント=トロイデン)=★★★

 1点を守り切れなかった。イエローカードをもらったとはいえエクアドルのエネル・バレンシアには上手く対応していたと思うが、全体的には冨安にしては不安定だった印象。すでにA代表のレギュラークラスとなっている選手だけに、より高いレベルを求めたい。

■植田直通(セルクル・ブルージュ)=★★★

 植田もエネル・バレンシアとのマッチアップで奮闘。フィードの部分でも良さは見せていた。この試合での安定感は冨安以上に見えたが、ディフェンスリーダーとして1失点を喫してしまったことが悔やまれる。

■岩田智輝(大分)=★★★

 2試合連続スタメンで、ウルグアイ戦よりゲームに馴染んだ部分はあったが、同サイドの三好や柴崎との連係面などで自らの能力を出し切れていたとは言い難い。チームへの貢献度という部分でも、右サイドバックの新たな候補者になり得たようには見えなかった。

金田喜稔

かねだ・のぶとし/1958年生まれ、広島県出身。現役時代は天才ドリブラーとして知られ、中央大学在籍時の77年6月の韓国戦で日本代表にデビューし初ゴールも記録。「19歳119日」で決めたこのゴールは、今も国際Aマッチでの歴代最年少得点として破られていない。日産自動車(現・横浜FM)の黄金期を支え、91年に現役を引退。Jリーグ開幕以降は解説者として活躍。玄人好みの技術論に定評がある。

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