“真の日本代表”に食い込めるか コパ・アメリカ出場の若手で台頭期待の5選手は?

かつて日本代表で活躍したFW柳沢敦を彷彿とさせる動き出しが魅力

 今大会でサプライズを提供した1人と言えば、一夜にして「MIYOSHI」の名前を世界に売り出したMF三好康児(横浜F・マリノス)だ。とりわけウルグアイ戦のインパクトは特大だった。右サイドからドリブルで切れ込み、右足で強烈な一撃を叩き込むと、こぼれ球に反応して2ゴール目を奪取。代表2試合目で初スタメンを飾り、1試合2ゴールの活躍を見せた。

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 3試合(先発2試合)に出場し、いずれも右サイドハーフでプレー。同ポジションの堂安と同じ左利きで、高いテクニックも有する。柔らかいボールタッチやパスセンスは堂安以上と言っても過言ではない。東京五輪世代の主軸としてフル稼働する男は、今後もA代表に絡んでくるだろう。

 伸びしろという点で期待を抱かせたのがFW上田綺世(法政大)だ。チリ戦では再三のゴールチャンスを逃し、エクアドル戦の終盤に訪れた決定機でもシュートを外すなど課題は残った。しかし、動き出しの質は高く、状況に応じたプレーを的確に選択できるのは魅力だ。

 相手の嫌がるポジションを取りながら、一瞬のスキでスペースを突きシュートを放つ。かつて日本代表でも活躍したFW柳沢敦を彷彿とさせる動き出しは、今回の代表チームにおいて唯一無二だった。コパ・アメリカで3試合(先発1試合)に出場して貴重な経験を積んだ20歳のストライカーが、今度どのような成長曲線を描くのか注目が集まる。

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