“大物”獲得難航のレアル、ナポリの新星MFに方針転換か ハメスも交換要員とスペイン紙
U-21欧州選手権で輝きを放つスペイン代表MFファビアン・ルイスに照準
今夏の移籍市場で積極的な動きが続くレアル・マドリードは、獲得を目指していたマンチェスター・ユナイテッドのフランス代表FWポール・ポグバとトットナムのデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンから、現在開催されているU-21欧州選手権で輝きを放つナポリのスペイン代表MFファイビアン・ルイスの獲得に方針転換を考えているようだ。スペイン紙「AS」が報じている。
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チェルシーのベルギー代表MFエデン・アザールやフランクフルトのセルビア代表FWルカ・ヨビッチを獲得するなど、すでに今夏の移籍市場で複数人の選手をチームに加えたレアルは、さらなる補強候補としてポグバやエリクセンの名前が挙がっている。
しかし、ポグバに関してはユベントスへの復帰をより望んでいると伝えられており、エリクセンは移籍金を含めてトットナムの説得が困難とされている。
そんな2人の獲得が停滞するなか、レアルが新たなターゲットとして定めたのが、U-21欧州選手権で輝きを放っているナポリのルイスだ。昨夏にベティスから3000万ユーロ(約37億円)の移籍金でナポリに加入したルイスは、1年目からレギュラーの座を獲得。今月にはフル代表デビューを飾っている。
現在はU-21欧州選手権で東京五輪行きを決めたチームの中心として活躍。そんなプレーが目に留まり、レアルはビッグネーム2人の獲得よりも、ルイスの獲得に舵を切ろうとしているようだ。「AS」によると今月初めにはレアル側がすでにナポリにルイス獲得の問い合わせを行ったが、契約解除条項が設定されていないため、移籍金は7000万ユーロ(約85億円)にのぼる可能性もあるとされている。
ただ、同紙は移籍にコロンビア代表ハメス・ロドリゲスを含める可能性も指摘。ナポリのカルロ・アンチェロッティ監督がハメスの獲得に熱心であるとされており、ルイスの交換要員として名前が挙がっているようだ。
中盤の補強に乗り出すレアルが手にするのは、以前から噂されるビッグネームなのか、それとも新星ルイスなのか。“白い巨人”の動向に注目が集まる。