モウリーニョの求心力は3年が限界? 愛弟子ドログバが断言 「サイクルの終わりが来た」
「4年目が始まる頃に困難な状況になる」
ポルトガル人指揮官はこれまでも、在任3年目で成績を悪化させる傾向にあった。第1次チェルシー政権ではリーグカップとFAカップを手にしたが、リーグ3連覇を逃してアブラモビッチ氏との関係が悪化。翌シーズンの退任劇につながった。
レアル・マドリードでも3年目はリーグ、国王杯、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でいずれも無冠に終わっており、記者会見で「3年目はいつも間違った方向に進む」と指摘されると、「馬鹿げた質問をするなら、代わりにグーグルで調べてこい!」とブチ切れるほど、”スペシャル・ワン”にとっての泣きどころだった。
スタンフォード・ブリッジを去ったドログバは、今季の苦しみを予期していたようだ。第1次政権の崩壊を思い出し、「ジョゼが監督に就任し、4シーズン目が始まる頃には、彼のメッセージが響かない困難な状況になるんだ。彼のメッセージを聞こうとしたいと努力するけど、我々をスペシャルにしていたものを失ってしまったんだ」と語る。
“スペシャル・ワン”の求心力には、有効期限が存在するようだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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