日本代表、魅惑の“レフティーコンビ”が台頭するか 三好康児×久保建英が示した可能性
エクアドル戦で三好と久保がスタメン初共演、三好のパスから久保が強烈シュートも
森保一監督率いる日本代表は、現地時間24日のコパ・アメリカ(南米選手権)グループリーグ第3戦でエクアドルに1-1と引き分け、グループ3位同士の成績で上回れずに決勝トーナメント進出は叶わなかった。スタメンで初共演を飾ったMF三好康児(横浜F・マリノス)とMF久保建英(FC東京→レアル・マドリード)のレフティーコンビはチャンスを作り出すなど新たな可能性を示し、台頭の予感を漂わせている。
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17日のチリ戦(0-4)で久保が代表2試合目で初スタメンを飾った一方、後半途中から投入された三好も代表デビュー。24分間ながら2人はA代表で初共演を果たした。続くウルグアイ戦では三好が初スタメンを飾って2ゴールと活躍し、久保は三好と代わる形で途中出場。そして迎えたエクアドル戦で、トップ下に久保、右サイドハーフに三好が並んで先発初共演となった。
2人は近い距離感を保ちながらパスを交換して打開を図り、前半37分には三好からのパスを受けた久保がペナルティーエリア右から左足を一閃。鋭いシュートを放ったが、これは相手GKにセーブされた。その後も2人は攻撃の起点になり、果敢に仕掛ける姿勢を見せたなか、後半37分に三好が交代でピッチから退いている。
久保は後半アディショナルタイムにネットを揺らしながらもオフサイド判定となったプレーについて、「オフサイドだったので力不足とかではないけど、その前にもチャンスがあったのでそれは悔しい」と言及。そのなかで挙げたプレーが前半37分のチャンスだった。「前半、三好選手から良いボールが来て、足下に入ってしまった」と悔やんでいる。
一方の三好は「何本かはイメージ通りに崩せたけど、パスやシュートの精度を上げないといけない」と反省。久保との共演について、「日本代表としてやるうえで連係はできたと思う」と一定の手応えを得たようだ。
22歳の三好と18歳の久保が共鳴した場面は限られたが、それでも今後への期待は膨らむばかり。急成長を遂げる2人のレフティーは、東京五輪の代表チームでも活躍が期待されるが、A代表のポジション争いにも割って入りそうだ。