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パリ同時多発テロで来夏の欧州選手権に不安の声 イタリア代表監督「恐怖がある」
サッカー界に衝撃 各国選手、監督がコメント
パリで起こった同時多発テロは、サッカー界にも大きな衝撃を与えている。13日の事件当夜、イタリア代表はベルギー代表と親善試合を行っていたが、イタリア代表のアントニオ・コンテ監督とDFレオナルド・ボヌッチ、ベルギー代表のマルク・ヴィルモッツ監督も事件を嘆くとともに、来年パリで行われる欧州選手権(EURO)に対する恐怖心を口にしている。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。
13日にパリ郊外のスタッド・ドゥ・フランスで、フランス代表とドイツ代表の国際親善試合が行われたが、後半途中にスタジアム付近のレストランなどでの爆破事件を含む同時多発テロが発生。スタジアムのJゲートでも爆発が起こり、3人の死亡が確認されたという。
ほぼ同時刻にベルギーとの親善試合を行い、1-3で敗れていたイタリア代表だが、試合後の記者会見ではパリのテロ事件について多くの時間が割かれた。コンテ監督は、次のように語っている。
「我々は試合の後に、この情報を聞かされた。すべてがハッキリするまでは、軽々しく何かを言うべきではないが……何かを表現するための攻撃対象としてサッカースタジアムが使われることには、恐怖がある。こうした暴力的な行為が起こらないことが、すべてに優先するものだ」
コンテ監督はこう語るにとどめた。しかし、来年のEURO開催地であるフランスでこのような事件が起きたことについて、「恐怖がある」と語った。イタリア代表は予選を突破し、すでに本大会への出場を決めている。