「判断は難しかった」 MF安部裕葵が悔やむエクアドル戦のワンシーン「打てば…」

日本代表MF安部裕葵【写真:Getty Images】
日本代表MF安部裕葵【写真:Getty Images】

三好に代わって途中出場も、カウンターで持ち込んだ場面でパスを選択してチャンス逸

 森保一監督率いる日本代表は、現地時間24日にコパ・アメリカ(南米選手権)のグループリーグ第3戦でFIFAランキング60位のエクアドルに1-1で引き分け、得失点差でブラジルが待つ準々決勝への切符を逃した。流れを変える“切り札”の一枚として投入されたMF安部裕葵(鹿島アントラーズ)は、「あの判断は難しかった」とあるワンシーンを悔やんだ。

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 森保一監督は、前日会見で「ウルグアイ戦の時がベースになる」と宣言したとおり、ウルグアイ戦のメンバーからトップ下をMF久保建英(FC東京→レアル・マドリード)に変更してスタート。前半15分、MF中島翔哉(アル・ドゥハイル)がFW岡崎慎司(レスター)に出したスルーパスは一度相手GKにクリアされたが、こぼれ球を拾った中島がクロスバーをかすめるミドルシュートをネットに突き刺し、日本がリードを奪った。

 しかし、前半35分にペナルティーエリア内でGK川島永嗣(ストラスブール)が弾いたボールを、エクアドルFWアンヘル・メナに押し込まれて同点。後半は決定打に欠ける時間が続くなか、FW上田綺世(法政大)に次ぐカードとして、MF三好康児(横浜F・マリノス)に代わって投入されたのが安部だった。

「縦に速かったので、幅を取っていたらゴール前に置いていかれてしまうと思って幅を取るのをやめたら、(後半43分に前田)大然くんが入ってきて、(上田)綺世、大然くん、(中島)翔哉くん、(久保)建英と4人で攻めていたので、少し岳くんのサポートをしないとなとプレーを変えました」

 前田投入により、4-2-3-1からMF柴崎岳(ヘタフェ)をアンカーにした4-1-3-2の攻撃的なシステムにシフト。右サイドハーフに入っていた安部は攻撃を前田、上田、中島、MF久保建英(FC東京→レアル・マドリード)にある程度任せ、守備で柴崎のサポートに回る判断を下したという。

 そのなかで安部が悔やむのが、後半39分のプレーだ。カウンターから敵陣に持ち込むも、シュートではなく、近くにいた久保への横パスを選択。相手にパスカットされてチャンスを逃した。

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