柴崎岳は“ネクスト長谷部”になれるか 川島ら選手たちの言葉から紐解く“主将”の可能性
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背中で語るだけでなく、ピッチ外でも若手をサポート 川島も証言「話が上手くなった」
ウルグアイ戦、エクアドル戦とボランチでコンビを組んだ板倉は、柴崎のプレーの凄みについて次のように話す。
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「僕のポジションを見て、岳くんも気を遣ってプレーしてくれていたので、すごくやりやすかった。あれだけ試合の状況判断だったり、チーム全体のことを考えてポジションを取ってくれる選手がいると、あそこで落ち着きも作れる。ああいうふうになりたいと思いました」
普段は物静かな印象の柴崎だが、チームを牽引していたのはプレー面だけではない。かつて鹿島アントラーズで同僚だったDF植田直通(セルクル・ブルージュ)によれば、ピッチ外でのサポートも行っていたという。
「サッカーはもちろん、チームのプライベートな部分も引っ張ってくれました。岳くんがいなければ、ここまでまとまったチームにはならなかったし、誰も文句の言えないプレーをしていた」
2008年以降、10年以上にわたって日本代表のゴールマウスを守ってきた36歳の川島に、柴崎の“変化”について尋ねると、「話が上手くなった(笑)」と証言する。
「普段の会話も、もともとそんなに話すタイプではないけど、上手く会話を作っていて、今までと違うなと感じました」
日本代表においては、長年キャプテンとして唯一無二の輝きを放ったMF長谷部誠(フランクフルト)が、ロシア・ワールドカップ(W杯)を最後に代表引退。森保体制に代わり、MF青山敏弘(サンフレッチェ広島)、DF吉田、MF香川真司(ベジクタシュ)、DF昌子源(トゥールーズ)がキャプテンマークを巻いてきたなかで、長谷部と同じボランチの柴崎が新たなリーダーとしての可能性を示した。