「サッカーに不可能はない」 浦和FW興梠慎三、ACLラウンド16日韓戦“逆転突破”誓う

前日会見に出席した浦和の興梠【写真:轡田哲朗】
前日会見に出席した浦和の興梠【写真:轡田哲朗】

第1戦は1-2で敗れる 逆転のためには「早い時間に1点を取ることが大事」

 浦和レッズのエースFW興梠慎三は、26日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のラウンド16第2戦、蔚山現代(韓国)戦の前日記者会見に出席すると「サッカーに不可能はない」と、第1戦の1-2敗戦からの逆転を誓った。

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 興梠は19日にホームで迎えた初戦は、普段の1トップではなくFW杉本健勇の背後に構えるシャドーでスタート。その杉本が先制点を挙げた後に後半の交代で退くと、1トップにポジションを上げた。しかし、チームは2失点しての逆転負けで、崖っぷちに追い込まれた。第2戦では勝ち抜けのためには2点差以上の勝利か、3得点以上しての1点差勝利が求められる。普段よりもさらに、攻撃陣が期待に応えることが必要なゲームだ。

 その筆頭とも言える興梠は「ホームで1-2で負けたということで、非常に難しい戦いになる」と、状況を認めた上で「1週間良い準備をしてここに臨んでいる。2点差以上で勝たないといけないし、失点してはいけない。サッカーに不可能はないと思うので、1週間練習してきたことを試合で出したい」と、逆転を諦めていない。

 2013年の浦和加入以来、最も欲しいタイトルとして何度もこのACLを挙げてきた。17年には念願のアジア王者を勝ち取っているが、その経験を踏まえてエースは明日のピッチで浦和にとって必要なものをこう表現している。

「17年に優勝した時も、こういう厳しい状況を乗り越えて優勝した。だからこそ、この厳しい状況のなかでレッズが逆転することは可能だと思っている。それを乗り越えないとタイトルは取れない。試合で重要なのはいつも以上にハードワークし、球際も戦い、数少ないチャンスを決める。そして失点をしない。そういう細かい部分をしっかりとしたい。相手もゼロで抑えれば次に進めるが、心理状態としては自分たちの方が1点取れば、相手も焦ると思う。そこが自分たちのチャンスだと思うので、早い時間に1点を取ることが大事になる」

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