柴崎岳、渦巻いた“日本批判”に持論 「毎試合0-4とかなら他国もなんだよとなるけど…」
招待国の日本、若手中心の編成で他国から批判も…柴崎は好感触「実りのある試合だった」
森保一監督率いる日本代表は、現地時間24日のコパ・アメリカ(南米選手権)グループリーグ第3戦エクアドル戦で1-1と引き分け、最終的にグループ3位で決勝トーナメント進出は叶わなかった。キャプテンを務めたMF柴崎岳(ヘタフェ)は、招待国として参戦した日本に対する他国からの批判を受けて、「僕らとしては良かったんじゃないですか」と持論を展開している。
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17日のチリ戦(0-4)、20日のウルグアイ戦(2-2)に続き、エクアドル戦でもキャプテンとしてプレーした柴崎は、中盤の要として攻守に奮闘。エクアドルに勝利すれば決勝トーナメント進出という状況のなかで引き分けに終わり、「勝つチャンスは十分にあったけど、チームとして実力不足。これが現時点のレベルだったと思う」と振り返っている。
また今大会の日本代表は、これまでの主力クラスを招集できず、東京五輪世代の若手を中心に編成。他国の代表監督からは“大会軽視”などの声も上がったが、実際には代表チームに拘束力がなく、所属クラブにも派遣義務がないため招集が実現しなかった裏事情がある。それでも、カタールとともに招待国として参戦し、若手メンバーが主体の日本に対しては批判の声が強まっていた。
エクアドル戦後、柴崎はそんな風潮について「僕らとしては良かったんじゃないですか。他の国がどう考えるかは別として、僕らには実りのある試合だった」と言及。そのうえで「これが毎試合0-4とか、0-5なら他の国もなんだよとなるけど、2試合目からは互角以上の戦いをした部分もあるので」と主張している。
日本戦の前にエクアドル代表のエルナン・ダリオ・ゴメス監督も「日本とカタールが来ているのは良いこと」と擁護して話題となっていた。若手の多い日本だったが、コパ・アメリカという真剣勝負の場を経験した意味は大きかったに違いない。