決定機逸のFW前田大然、GL敗退に悔しさ 「出て良かったのかと思うくらい何も…」

日本代表FW前田大然【写真:Copa America】
日本代表FW前田大然【写真:Copa America】

「点を取って来い」と森保監督から送り出されるも、後半45分の決定機を決め切れず

「点を取って来い!」

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 日本代表FW前田大然(松本山雅FC)は、現地時間24日に行われたコパ・アメリカ(南米選手権)のグループリーグ第3戦、1-1の同点で迎えた後半43分に最後のカードとして投入された。しかし、その2分後にペナルティーエリア内に抜けた出した決定機を逃し、チームは決勝トーナメント進出ならず。試合後、韋駄天FWは「まだ実力が伴っていない」と唇を噛んだ。

 森保一監督は、前日会見で「ウルグアイ戦の時がベースになる」と宣言したとおり、ウルグアイ戦のメンバーからトップ下をMF久保建英(FC東京→レアル・マドリード)に変更してスタート。前半15分、MF中島翔哉(アル・ドゥハイル)がFW岡崎慎司(レスター)に出したスルーパスは一度相手GKにクリアされたが、こぼれ球を拾った中島がクロスバーをかすめるミドルシュートをネットに突き刺し、日本がリードを奪った。

 しかし、前半35分にペナルティーエリア内でGK川島永嗣(ストラスブール)が弾いたボールを、エクアドルFWアンヘル・メナに押し込まれて同点。後半は決定打に欠ける時間が続くなか、FW上田綺世(法政大)、MF安部裕葵(鹿島アントラーズ)に次ぐ最後のカードとして投入されたのが前田だった。

 ボランチのMF板倉滉(フローニンゲン)を下げ、それまでの4-2-3-1からMF柴崎岳(ヘタフェ)をアンカーにした4-1-3-2に変更。前田は上田とともに2トップを組んだ。迎えた後半45分、18歳MF久保の絶妙なスルーパスを受けた前田がペナルティーエリア内に持ち込んでシュートを放つもゴールならず。こぼれ球に反応した上田が振り抜いた右足の一撃も大きく枠を逸れた。アディショナルタイムには久保がゴールネットを揺らすも、オフサイドの判定で勝ち越しならず。1-1のままタイムアップを迎え、日本は得失点差でグループリーグ敗退となった。

 今大会2試合目の出場となった前田は試合後、森保監督から「点を取って来い」と送り出されたことを明かし、「決め切れずに申し訳ない……」と悔しさを滲ませた。

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