「親友のVARに奪われた」 久保の劇的“幻のゴール”に海外記者も反応「日本は誇りに思え」
久保が終了間際にネットを揺らすもオフサイド判定 日本は無念のグループリーグ敗退
日本代表は現地時間24日、コパ・アメリカ(南米選手権)のグループリーグ第3戦でエクアドル代表と対戦。1-1の痛み分けに終わり、決勝トーナメント進出はならなかった。試合終盤、MF久保建英(FC東京→レアル・マドリード)がネットを揺らすも、オフサイド判定で“幻のゴール”となった。海外記者も久保の劇的弾の取り消しに触れつつ、日本の戦いぶりに称賛の言葉を送っている。
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勝てば決勝トーナメント進出が決まる日本は、第2戦ウルグアイ戦(2-2)の布陣をベースにしつつ、トップ下には第1戦チリ戦(0-4)で先発出場していた久保が復帰した。試合は前半15分にMF中島翔哉(アル・ドゥハイル)が先制点を奪うも、同35分に同点弾を与えてしまう。後半も一進一退の白熱した展開となるも、なかなかネットを揺らすには至らない。
しかし、後半アディショナルタイムが5分間設けられたなかで4分が経過した場面、左サイドを切り込んだ久保がゴール前に走り込んだ中島にパスを供給。フリーでの決定機となったが、シュートは相手DFに当たってしまいコースが逸れてしまう。それでも、いち早く反応した久保がゴールに押し込んだ。しかし、副審がフラッグを上げオフサイド判定となった。
その後、改めてVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)で確認されるも、判定は覆らず。最終的にこのまま1-1で終了し、両チームともに敗退が決定した。久保は中島の決定機演出だけでなく、途中出場のFW前田大然(松本山雅)へのキラーパスでビッグチャンスを生み出すなど、随所で存在感を放っていが、最後のオフサイド判定では悔しさを露わにする表情を浮かべていた。
久保の“幻のゴール”に対し、海外記者も公式ツイッターで言及している。米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」の記者を務めるルイス・ミゲル・エチェガライ氏は「久保は文字通り劇的なゴールを決めたが、親友のVARが介入し、奪い去られた。正しい判定だったか私には分からないが、1敗にとどめた若き日本は誇りに思うべきだ」と主張し、残念な終わり方になったものの、日本の戦いを称えていた。決勝トーナメント進出は叶わなかったが、若き日本にとって今大会の経験は貴重な財産となったはずだ。