日本代表、コパ・アメリカ敗退決定 エクアドルと1-1ドロー…得失点差で8強進出逃す
同点の終盤はゴール前に攻め込むものの、勝ち越し点は奪えず
日本代表は招待参加している南米選手権(コパ・アメリカ)のグループステージ最終戦、現地時間24日のエクアドル戦に臨み、前半15分にMF中島翔哉が先制点を挙げるも同点ゴールを許し、決勝点を奪えず1-1で引き分けて敗退が決まった。
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勝ち点1で迎えた日本は、勝利のみ決勝トーナメント進出という背水の陣での試合になった。森保一監督は第2戦ウルグアイ戦から10人のスタメンを継続させ、MF安部裕葵が務めたトップ下にMF久保建英が入った。
日本はエクアドルの前線からのプレスに手を焼く立ち上がりになったが、中盤までつなげればスペースを生かした。そして前半15分、久保のスルーパスにFW岡崎慎司が反応すると、前に出た相手GKのクリアボールを拾った中島が無人のゴールに蹴り込んだ。一度は岡崎がオフサイドと判定されたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の確認でオンサイドと認められ、日本の先制点となった。
同23分に日本は自陣ペナルティーエリア内でGK川島永嗣がパスミスでボールを失うという冷や汗をかいたが、川島が自身でファインセーブを見せて事なきを得た。しかし同35分、右サイドからのクロスを頭で合わせられると、川島が弾いたボールをFWアンヘル・メナに押し込まれて同点。日本はリードを維持できず1-1でハーフタイムを迎えた。
後半に入ると立ち上がりはエクアドルに攻め込まれる時間が続いたが、日本は失点せずにゲームを進めた。しかし、なかなか苦しいリズムを脱することができない展開で森保監督は後半20分、岡崎に代えてFW上田綺世を投入した。すると投入直後に上田は立て続けにゴール前でのシュートチャンスを得たが、相手のブロックやボレーシュートが枠外に飛ぶなど勝ち越しゴールには至らなかった。
試合終盤に差し掛かるにつれてエクアドルのゴール前へ攻め込む場面を増やした日本だが、念願の決勝点は奪えずに1-1で終了。この結果、日本は勝ち点2でグループCの3位に入ったものの、B組3位のパラグアイと同勝ち点ながら得失点差で及ばず、決勝トーナメント進出を逃した。