「僕のゴールはここじゃない」 20歳DF原輝綺、ブラジル戦を見据えずに平常心を主張
ウルグアイ戦は岩田に先発を譲るも運命の第3戦に意欲「良い意味で普通の1試合と捉えて」
森保一監督率いる日本代表は、現地時間24日(20時・日本時間25日8時/エスタジオ・ミネイロン)にコパ・アメリカ(南米選手権)グループリーグ第3戦でエクアドルと対戦する。大会初戦のチリ戦でA代表デビューを飾ったDF原輝綺(サガン鳥栖)は、「今まで以上に普通にプレーすることが大事」と“自然体”の重要性を説いた。
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A代表初選出の原は、グループリーグ初戦のチリ戦(0-4)で右サイドバックとして先発出場。エースのアレクシス・サンチェス(マンチェスター・ユナイテッド)相手に、個人の局面ではなんとか持ちこたえていたが、3失点目は一瞬の隙から前に入り込まれてダイビングヘッドを許し、その1分後にはスピードで振り切られてアシストを決められるホロ苦いデビューとなった。
原はチリ戦での負傷により、試合翌日のトレーニングを欠席。19日にチームに合流するも、FIFAランキング8位のウルグアイ戦(2-2)はDF岩田智輝(大分トリニータ)に出場を譲る格好となった。
グループリーグ突破を懸けたエクアドル戦は勝利が絶対条件。2017年にU-20ワールドカップに出場した経験を持つ原は、「今まで以上に普通にプレーすること。変に意識せず、良い意味で普通の1試合と捉えて相手を倒すのが一番大事」と平常心で臨む構えを見せた。
3位通過となれば、準々決勝でA組1位の開催国ブラジルと対戦する。FWガブリエル・ジェズス(マンチェスター・シティ)やMFフィリペ・コウチーニョ(バルセロナ)らを擁するスター軍団と真剣勝負ができるまたとないチャンスだが、原はあくまで目の前の戦いにフォーカスしていると主張した。
「(ブラジル戦のことが頭の片隅にある?)いや、あまりないですね。僕は。他の選手は分からないですけど。僕のゴールはここじゃないので。出ても出なくてもしっかり自分のやれること、目指しているところに少しでも近づけるようにしていくだけ。そんなに気負いはないです」
原がエクアドル戦でA代表2キャップ目を刻むことになれば、FWエネル・バレンシア(ティグレス)やMFアントニオ・バレンシア(マンチェスター・ユナイテッド)を抑える重要な役割が巡ってきそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)