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“崖っぷち”アルゼンチンを救った21歳FW 2位通過に安堵も「攻略し切れたとは言えない」
開始4分で先制弾のマルティネス 「勝つしかなかったから安堵している」
コパ・アメリカ(南米選手権)のグループリーグB組最終節が現地時間23日に行われ、アルゼンチンはカタールに2-0で勝利し、1勝1分1敗の勝ち点4でグループ2位通過を決めた。アルゼンチンを救った21歳のFWラウタロ・マルティネスは安堵を口にしていたようだ。スペイン紙「マルカ」のアルゼンチン版が報じている。
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2試合終了時点で勝利がないアルゼンチンは、この日勝たなければ決勝トーナメント進出が厳しい状況だった。そのプレッシャーを打ち破ったのは前半4分のこと。ポゼッションを重視するカタールの後方でのビルドアップミスをマルティネスが見逃さずパスカット。相手GKとの1対1をきっちりと決めて幸先良く先制した。
「連動してプレスとアタックを仕掛けて、序盤でゴールを奪うことができた。勝つしかなかったから、僕らは安堵しているよ。前半に関してはいいプレーができた。ただそれでも彼らを攻略し切れたとは言えないけどね。グループステージ突破をできたから幸せだよ」
マルティネスがこのように話すとおり、先制点を奪ってからのアルゼンチンはまずまずのペースで試合を進めたが、後半に入ってからはアジア王者カタールにリズムを取られる展開となった。それでも絶対的エースのFWリオネル・メッシ、FWセルヒオ・アグエロが個の能力を発揮し始めると、後半37分にはアグエロが鮮やかなドリブルシュートを叩き込んで勝負あった。
「今日に関しては(メッシとアグエロとの関係性が)とても上手くいったと思う。次の相手はここ最近対戦して、とてもタフな相手だけどね」
マルティネスはこのようにも語っている。両エースとの連動が向上したこととともに、準々決勝の相手となるベネズエラに警戒心を高めているが、悲願のタイトル獲得へ、アルゼンチンはようやく良い流れを手に入れたといってよさそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)