レアル幹部、大型補強による“再建”に言及 獲得が「実現不可能かつ高価」と指摘するのは?
「メッシと契約できたならクラブにとって良いことだが…」とライバルのエースに触れる
レアル・マドリードは国内でもヨーロッパでもタイトルを逃し、巻き返しを図るために大型補強に繰り出している。クラブの理事を務めるヘロニモ・ファレー氏がスペイン紙「エル・ムンド」のインタビューで、クラブの現状や補強について言及。そのなかで、ライバルクラブのバルセロナに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ獲得の可能性についても触れている。
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2018-19シーズンのレアルはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の4連覇に加え、リーガ・エスパニョーラのタイトル奪還を狙っていた。しかし、シーズン中に2度も監督を交代せざるを得ないほど低迷が続き、結果としてクラブワールドカップのタイトルのみに終わっている。
復職したジネディーヌ・ジダン監督の下で再建を図るシーズンとなる来季に向け、レアルは巨額の資金を投じている。すでに、ベルギー代表MFエデン・アザール、セルビア代表FWルカ・ヨビッチ、日本代表MF久保建英などを獲得しており、戦力の大幅な入れ替えを画策している。クラブ理事のファレー氏は“再建プラン”を語るなか、メッシに対する見解も明かした。
「フロレンティーノ・ペレス会長は世界最高峰の選手を集め再建を図っている。メッシがマドリードでプレーしなかった理由は、我々が獲得できなかったからだ。メッシと契約できたならクラブにとって良いことだが、実現が不可能かつ高価だったということだろう。もう1人のメガクラックであるクリスティアーノ・ロナウドには、マドリードで9シーズンにわたって才能を楽しませてもらったけどね」
カンテラ(下部組織)に加入して以来バルサ一筋を貫くメッシは、10年近くも1億ユーロ(約122億円)超えの市場価値を維持するメッシには高額の移籍金が設定され、年俸も世界最高峰となっていた。そのクラブ愛と金銭面の障壁は、数々のスターを獲得してきたレアルにも覆せなかったようだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)