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東京五輪、出場権“一番乗り”はスペイン! 「どんな夢でも見ることができる」と現地沸く
U-21欧州選手権でポーランドに大勝を収め、ベスト4進出と五輪出場を決める
コパ・アメリカ(南米選手権)や女子ワールドカップ(W杯)など各大陸・カテゴリーでの戦いが盛り上がりを見せる中、欧州では来年の東京五輪出場権を争うU-21欧州選手権(EURO)が開催されている。現地時間22日に行われたグループステージ第3戦で、スペインはポーランドに5-0で勝利したことでグループ首位突破を決め、東京五輪の出場権獲得一番乗りを果たした。
スペインの所属するグループAはイタリア、ポーランド、ベルギーとA代表の強豪が集うタフなグループ。初戦のイタリア戦を1-3で落としたものの、続くベルギー戦に2-1で競り勝ち、ポーランド戦を迎えた。この勝負の一戦でスペインらしい攻撃性を見せた。
前半17分に今夏ウェストハムに移籍したMFパブロ・フォルナルスが先制ゴールをゲットすると、同35分にレアル・マドリードの将来を担うと期待されるテクニシャン、MFダニ・セバージョスのパスからFWミケル・オヤルサバル(レアル・ソシエダ)が追加点。さらに同39分には長身MFファビアン・ルイス(ナポリ)、後半に入ってもセバージョス、終了間際にはレアルが保有権を持つFWボルハ・マジョラルがスコアを動かし、大量5得点を挙げた。
特に大きかったのはボルハの一撃だ。スペイン、イタリア、ポーランドが2勝1敗の勝ち点6で並んだが、5-0としたことで8得点4失点、得失点差は「+4」に。イタリアの6得点3失点、得失点差+3を上回り首位突破を決め、同大会ベスト4以上に与えられる五輪出場権をゲットした。この勝利に沸き立っているのはスペイン紙「マルカ」だ。指揮官の名前を挙げ、こう絶賛している。
「ルイス・デ・ラ・フエンテ監督は勝利を収め、彼による改革によって準決勝進出を果たした。すなわちそれは、東京2020オリンピックゲームへの切符を確約したということだ。スペインはどんな夢でも見ることができる」
セバージョスら若き“ラ・ロハ(赤き軍団、スペイン代表の愛称)”は日本代表MF久保建英も加入するレアルを始め、リーガ・エスパニョーラの舞台で実力を日々磨いている。自国開催でメダル獲得を目指す日本にとっては、五輪一番乗りを決めたスペインは強敵の一角となるだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)