日本代表での主戦場に戻った武藤 無得点に悔しさも「左サイドで最低限のことはやれた」

狙い通りの形で先制点をアシスト

 日本代表FW武藤嘉紀は12日、ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のシンガポール戦で先制点をアシストし、3-0の勝利に貢献した。今夏に移籍したドイツ1部マインツでプロ初ハットトリックを達成するなど、12試合出場6得点。初の海外挑戦で好スタートを切ったその勢いを、代表に持ち込んだ。

 前半20分、本田のクロスを頭で落とし、金崎の先制点を演出。この場面を、武藤は狙い通りだったと振り返る。

「完全に引いてくる相手に対して高さは有効になる。自分のところのDFは小さかったので、(本田)圭佑くんや(酒井)宏樹に合わせてくれれば、しっかり折り返したり、上から叩くことができると試合前に話していた。その通りの良いゴールにつながるシーンになったので良かった」

 一方で、前回の国際親善試合イラン戦(10月13日)に続く、代表2戦連続ゴールは逃した。試合後の武藤は、その悔しさを隠そうとはしなかった。

「欲を言えばゴールを取りたかった。アシストできたことは良かったが、技術面でも戦術面でも、もっと良くなっていくと思う。ゴールはFWである以上、いつも狙っていきたい」

 

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