U-20フットサル日本代表が快挙! アフガニスタンを3-1で破り悲願のアジア初制覇
初優勝を狙うチーム同士の決勝で勝利、この年代で初の栄冠に輝く
U-20アジアフットサル選手権は22日に大会最終日を迎え、U-20フットサル日本代表はU-20アフガニスタン代表と決勝戦に臨み、3-1と勝利。この年代で初のアジア制覇を成し遂げた。
互いに初の決勝進出チーム同士の対戦となった一戦は、アフガニスタンのサポーターでスタンドが埋まったなかで行われた。日本の先発は、GK田淵広史、FP畠山勇気、FP髙橋雄大、FP本石猛裕、FP山田慈英と、グループリーグ第2戦から変わらないメンバー。アフガニスタンの個人技からチャンスを作られる場面もあったが、今大会、機能している日本の守備はこの試合も崩れない。決定機もGK田淵がゴールを守り、スコアレスのまま時間が推移していく。
そんななか前半10分、日本は左サイドを髙橋が突破してシュートを放つ。これがアフガニスタンのゴールに決まり、日本が待望の先制点を挙げた。さらに日本は同16分にCKを得るとタイムアウトを取る。試合再開後、前日の練習でも確認していたCKのサインプレーから、FP大澤雅士がゴールを決めて2-0とリードを広げた。
その後、アフガニスタンも反撃に出るが、GK田淵を中心にゴールを守り切った日本が、前半を2-0で折り返した。
後半に入ると、2点を追うアフガニスタンが日本を押し込む時間が続く。それでも日本は堅い守りを見せて、ゴールを許さない。日本もセットプレーやカウンターからチャンスを作り出し、後半10分にはFP松川網汰が得意の形からループシュートでゴールを狙うが、左に逸れる。その直後にもFP山田凱斗の強烈なシュートが、右へ逸れていった。
同13分からアフガニスタンはパワープレーを開始。その1分後にはスピードに乗った攻撃から1点を返されてしまう。その後もパワープレーを続けるアフガニスタンに対し、日本はコンパクトに菱形を作る守備で対応、ボール回しからチャンスを作らせない。
そんななか、日本はボールをキャッチした田淵が無人のゴールにシュートを決めて、3点目を挙げる。このまま逃げ切った日本が3-1で勝利し、悲願の大会初制覇を成し遂げた。
(Futsal X・河合拓 / Taku Kawai)
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