練習復帰のFW前田大然、ベテラン岡崎の“匠の技”に感銘 「慎司さんがおるだけで…」
チリ戦の負傷でウルグアイ戦は欠場も、21日には練習に復帰「試合がしたかった」
森保一監督率いる日本代表は現地時間24日(20時・日本時間25日8時/エスタジオ・ミネイロン)に、コパ・アメリカ(南米選手権)のグループリーグ第3戦でエクアドルと対戦する。決勝トーナメント進出を懸けた大一番となるなか、股関節の負傷でウルグアイ戦を欠場したFW前田大然(松本山雅FC)が21日の練習から復帰。先発出場したFW岡崎慎司(レスター)のプレーを見て「見習わないといけない」と語った。
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前田は17日のチリ戦で右サイドハーフにスタメン起用されたが、守備に追われ、持ち味のスピードはほとんど発揮できないまま0-4と大敗を喫した。翌日、負傷により病院で検査を受け、股関節の違和感で別メニュー調整。20日のウルグアイ戦(2-2)は欠場となった。
ウルグアイ戦では、右サイドハーフで出場したMF三好康児(横浜F・マリノス)がA代表初得点を含む2ゴールと躍動。FIFAランキング8位の強豪相手に互角の戦いを繰り広げる仲間たちのプレーを見て、練習に復帰した21日には「試合がしたかった」と漏らした。
なかでも、前田が刺激を受けたのが、同じFWの岡崎だ。33歳のベテランは、ロシア・ワールドカップ以来の先発出場ながら、DFディエゴ・ゴディン(アトレチコ・マドリード)とDFホセ・ヒメネス(アトレチコ・マドリード)とウルグアイの強力センターバックを背負いながらボールを引き出し、常にスペースを狙ってプレッシャーをかけた。
「まず慎司さんがおるだけでチームがやる気というか、みんなが戦うというのを見せられた。2点目なんてニアに突っ込んで、ボールが来なくてもああいう動きをすることでスペースが空く。僕が目指すのはああいうところだと思う。見習わないといけない」
前田が言及したのは、後半14分の場面。左サイドでMF中島翔哉(アル・ドゥハイル)がオーバーラップしたDF杉岡大暉(湘南ベルマーレ)を使い、中央へクロスが上がる際、岡崎はニアに動き出して相手守備陣の陣形を崩し、相手GKが弾いたところを三好が押し込んで2点目を挙げた。
24日のエクアドル戦では1トップでの起用も考えられる。チーム随一の韋駄天が攻撃を牽引するか、グループリーグ突破に向けたポイントの一つになりそうだ。