鳥栖で共闘した加藤がトーレスへメッセージ　「君のキャリアを祝福するよ！」

　J1サガン鳥栖の元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスは21日、自身のSNSで現役引退の意向を表明した。世界各国のメディアや選手から数多くのメッセージが届いているなか、昨季鳥栖で共闘した元日本代表MF加藤恒平も惜別のメッセージを送っている。

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　アトレチコ・マドリードでトップデビューを果たしたトーレスは、19歳でキャプテンを任され、類稀なゴール嗅覚から“エル・ニーニョ”（神の子）の異名をとった。その後、リバプールへ移籍するとゴールを量産し、世界的ストライカーへと飛躍。チェルシーではスランプに陥るも、ACミランを経て古巣アトレチコへと復帰した。

　そして昨夏に鳥栖へと加入。熾烈な残留争いに巻き込まれるも、前線で体を張るターゲットマンとして“フォア・ザ・チーム”のプレーに徹し、残留に貢献した。日本語の理解に苦労していたトーレスを最も近くでサポートしていたのが、スペイン語を習得している加藤だった。ピッチ外でも良好な関係を築き、Jリーグ公式YouTubeチャンネルが企画した「もうひとつのルヴァンカップ」では、加藤とトーレスの“カトーレス”が堂々の1位に輝いていた。

　2017年5月に、バヒド・ハリルホジッチ元監督に抜擢される形で日本代表にサプライズ選出された加藤だが、昨季限りで鳥栖と契約満了になり、ポーランド3部ビジェフ・ウッチへと移籍した。今回、トーレスの引退表明を受け、自身のインスタグラムで感謝と惜別のメッセージを送っている。