「ドイツ最高のCB」「並外れた才能」 ドルトムント幹部、古巣復帰のフンメルス絶賛
バイエルンから3年ぶりの帰還 移籍金はボーナス込みで最高46億円か
バイエルンから3年ぶりにドルトムントへ復帰することになった元ドイツ代表DFマッツ・フンメルスについて、同クラブのスポーツ・ディレクター(SD)を務めるミヒャエル・ツォルク氏が「ドイツ最高のセンターバック(CB)」との見解を示し、同選手をベタ褒めした。ドイツメディア「sport.de」や「SPORTBUZZER」が報じている。
【PR】学生向けのお得プランが新登場!ABEMA de DAZN 学割キャンペーン、通常年額の半額でAFCアジア予選・日本代表戦、欧州リーグなどが視聴可能に
バイエルンの下部組織育ちのフンメルスは、2008年にドルトムントへ移籍。16年まで同チームでプレーした後、バイエルンに復帰し、同チームのブンデスリーガ7連覇やDFBポカール制覇に貢献した。しかし“改革”を推し進めるバイエルンにあって、必ずしも来季の定位置が保証されるとは言えない状況にあり、残留か退団か微妙な立場にあった。
そのフンメルスについて、ツォルクSDは「洞察力、ビルドアップの能力、ヘディングと1対1での強さがある。プレッシャー耐性があり先頭に立って進むリーダーとしての資質を持ち合わせている」とコメント。「マッツの獲得が上手くいって、非常に喜んでいる」と喜びを表現し、「私にとってマッツはドイツ最高のCB。彼が選ばれたのはまさにそれが理由だ。並外れた才能がある」と褒めちぎった。
フンメルスの移籍金はボーナス込みで最高3800万ユーロ(約46億円)にも達すると言われているが、ツォルクSDにとってそのくらいの額は織り込み済みのようだ。同SDは「多額の資金が必要になることは分かっている。しかし我々はアクセル・ヴィツェルとの契約ですでに良い経験を積んでいるし、競技面でマッツが明確な付加価値をもたらしてくれることを信じている」とコメント。昨オフに2000万ユーロ(約24億円)で獲得したヴィツェルが、昨季はチームナンバーワンといっても良い活躍を見せたことを引き合いに、決してリスキーな投資ではないと示唆した。
昨季は首位を走りながら後半戦で躓き、バイエルンにタイトルを譲ったドルトムント。若いメンバーが多いことから、王者になるためには経験という点でいま一つと言われてきた。そうしたなかでのフンメルスの加入は、守備陣の経験値アップとリーダーの帰還を意味する。しかし、ツォルクSDは主将の交代はないと明言。「マルコ・ロイスが我々のキャプテンだ。そこに変更を加える理由はない」と述べ、チームのリーダーは引き続きロイスが務めるとしている。
(FOOTBALL ZONE編集部)