土台作りの重要性を訴える吉田 2次予選無失点にも「足りないところだらけ」

A代表60試合出場 守備の要としての自覚

「細かいところは足りないところだらけなので、この2次予選で多くの形を作って、自分たちの土台をしっかり作らないと。次の予選ラウンド(最終予選)でアジアでも強い相手と戦わなければいけなくなってくるので、まだ2次予選を突破していないですけど、そこへの準備も踏まえて戦っていかなければいけないなと」

 吉田は「土台作りをしっかりしなければいけない」と、基本的なことを繰り返し口にした。イングランドのプレミアリーグで経験を積む男は、ハリル体制でも不動の地位を築き、3月の親善試合ウズベキスタン戦と、国内組で臨んだ東アジアカップの3試合以外の8試合に出場している。「特に守備は、こうやって無失点を続けていくことで連携が充実してくると思うので、続けていくことが大事なのかなと思います」と、ハリルジャパンでコンビを組む槙野智章(浦和)やシンガポール戦でコンビを組んだ森重真人(FC東京)とのコンビネーションにも自信を見せた。

 日本の守備を支える長身DFは、決して満足している様子はない。所属のサウサンプトンではベンチでの生活やサイドバックでの起用が増えるなど、困難な状況も続く。それでも代表60試合出場を果たした男は、まだまだ上を見据えて走り続けていくはずだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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