コパ・アメリカで浮き彫りとなった日本の課題は? 長友が指摘「世界との差を痛感した」
都内のイベントに出席した長友 「まだまだ日本が世界のトップレベルになるまで遠いな」
ガラタサライの日本代表DF長友佑都は22日、都内で開催された「ロカボフェスティバル2019 」に出席。アスリート視点での革新的な食事法を紹介した一方、コパ・アメリカ(南米選手権)で2試合を消化した日本代表について、南米の強豪国相手に浮き彫りとなった課題を提示している。
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長友は、自身がプロデュースしている食事法「ファット・アダプト」のイベントに登壇すると、革新的な食事法により筋肉系の負傷が激減し、パフォーマンスを向上したことを力説。詳細がまとめられている「長友佑都のファット・アダプト食事法」を出版したことも紹介した。
記者会見後に取材に応じた長友は、コパ・アメリカに参加している日本の戦いぶりについて尋ねられると、強豪国との対戦で浮き彫りとなった日本の課題について言及。初戦のチリ戦(0-4)に関しては、「本当に世界との差を痛感した」とフィジカルの差が招いた大敗であったと振り返っている。
「初戦に関しては、これまでも言われてきた通り、フィジカル面ですね。アジリティ、パワー、スピード。すべてにおいてチリの方が明らかに上だなと。まだまだ日本が世界のトップレベルになるまで遠いなと感じた」
第2戦のウルグアイ戦(2-2)については、優勝候補を相手に白熱したドローを演じたものの、「皆頑張っていたけれど、それでも差を感じた」と触れ、チャンスがありながらも勝ち切れなかったという事実に目を向けるべきであることを主張した。
「ウルグアイ戦は違ったサッカーを見せたが、それでも、引き分けで良い試合をしたで終わってほしくない。僕らはああいう戦いを、勝負を勝っていかないと上にはいけないので、引き分けに満足せず、次の試合は勝ち切って、グループリーグを突破してほしい」
若手の台頭に対し「素直に嬉しいこと」と語りつつ、「僕自身も気が抜けない。次の8月の代表で『長友、いらないな』と言われないように頑張らないといけないと感じている」と、ベテランとしての危機感も口にした。フィジカル面、勝負強さという課題は浮き彫りとなっている状況ではあるが、若手主体の日本代表が世界レベルを痛感することは、今後に向け大きな財産となることは間違いないだろう。