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苦しむ香川のライバル マンU復帰プラン浮上もドルトムント強化部長が完全否定
険しいファンタスティック4の牙城
ドルトムントに期限付き移籍加入中のベルギー代表FWアドナン・ヤヌザイは出場機会を手にできず、所属元のマンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督が来年1月に復帰させると報じられてきた。だが、ドルトムントのミヒャエル・ツォルク強化部長は、この可能性を完全否定している。ドイツ地元誌「キッカー」が報じた。
マンUでは、2シーズン前に日本代表MF香川真司とポジションを争った。その気鋭のドリブラーは今季出場機会を手にするために1年レンタルでドルトムントに加入した。だが、オーバメヤン、ロイス、ムヒタリアン、そして、香川の「ファンタスティック4」と呼ばれる攻撃ユニットの牙城を崩すことができず、リーグ戦5試合出場1アシストに留まっている。一方で香川ら強力カルテットは、チームの71得点中57得点を奪う衝撃的な破壊力を誇っている。
この状況に、マンUのオランダ人指揮官がしびれを切らせたと報じられている。復帰した方が出場機会を手にできるとして、レンタル期間途中にUターン司令を出したと地元メディアが報じている。
ツォルク強化部長は「これは現時点で問題ではない」とヤヌザイの早期マンU復帰に否定的な発言をしている。その一方で、ヤヌザイがいきなり出番が増えるかというと、それも現実的ではないという。
「我々は素晴らしいシーズンを過ごしている。他の選手が素晴らしい仕事をしている。彼らをベンチに置く必要がないんだ」
ツォルク氏はそう語った。香川ら攻撃陣のポジションを脅かす存在と期待されたヤヌザイは、まず途中出場で実力をアピールするしかなさそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images