“忘れられた男”長友の復権 インテルと2017年6月まで契約延長へ
イタリア紙報道 指揮官の方針転換が道を切り開く
インテルの日本代表DF長友佑都は、今季開幕前に戦力外状態だったが、直近のリーグ戦4試合中3戦で先発出場し、ロベルト・マンチーニ監督の信頼を勝ち取った。今季限りで契約満了となるダイナモは、2017年6月までの契約延長を手にしようとしている。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が、「パラシオと長友。予想外の2人の契約更新」と特集している。
長友とFWロドリゴ・パラシオは今季開幕前、インテルで忘れられた男だった。
記事では「長友佑都は夏の終わりにはインテルのキャリアを諦める寸前までいった。そして、残留した。沈黙の日々だったが、1分1分活躍の機会を獲得していった」と不遇の時を乗り越えて、インテル退団の崖っぷちから這い上がった男をこう評価している。
だが、長友は失った力を急に取り戻したわけではない。指揮官の方針転換だという。「復活なのか? ノーだ。もっとシンプルな、ここ最近のマンチーニ監督の戦略である。みんながプロジェクトに関与している」と記事では指摘されている。構想外とされていた長友は弛まぬ努力で、指揮官の方針転換という道を切り開いた。
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