ハリル監督、シンガポール戦で3-0勝利もゴール不足に苦言 「もう少し点を取るべき」

6月のスコアレスドローのリベンジ果たすも、満足できず

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は12日、敵地ワールドカップ・アジア2次予選のシンガポール戦で3-0勝利後、「もう少し点を取るべき」と得点力不足に苦言を呈している。

 敵地決戦で後半アディショナルタイムに勝利を確信した指揮官はベンチ前でスタッフとハイタッチを交わした。

「まずは選手におめでとうと言いたい」

 試合後にこう語った指揮官はスタメンに抜擢した金崎のA代表初ゴールと本田の一撃で2-0とした前半については「悪くなかった。ディフェンスに関してもしっかりボールを奪えて良かった」と評価している。

 攻撃面に関しても「かなり美しいアクションがあった」とした一方、後半、やや攻めあぐねた部分について「慌てたことと運もなかったと思います。ただ、こうした試合はもう少し点を取るべき」と渋面で語った。月16日の初戦、ホームで0-0のドローという失態を演じたシンガポールが相手だっただけに、ハリルホジッチ監督は事あるごとに「リベンジ」という言葉を口にしていた。敵地で3点を奪ったが、まだまだ満足できない様子。得点力不足に苦言が口からこぼれ出た。

 これで日本は5試合を終えて4勝1分の勝ち点13とし、シリアを抜いてグループEの首位に立った。チームはこの後、カンボジアに移動し、17日に同国とワールドカップ2次予選を戦う。日本にとっては2015年の最終戦となる一戦。ゴールを量産し、来年のアジア最終予選に勢いをつけたいところだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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