金崎、本田、吉田弾! ハリルジャパンがシンガポール戦3-0勝利でリベンジ成功

高温多湿の敵地でプレッシングも機能

 ハリル監督は、後半も前半と同じ11人をピッチに送り出した。後半も立ち上がりから圧力をかけていくゲームを展開した日本だが、ゴール前のラスト20メートルほどのゾーンでややプレーに繊細さを欠き、大きな決定機を突く出すには至らない。その中で、後半20分にハーフライン付近からのフリーキックをヘディングで合わせられるピンチ。飛びついたGK西川の手の先を抜けたボールはそのままゴールの外へ外れた。ヒヤッとさせられた一瞬だった。

 ハリル監督は同25分に武藤に代えて宇佐美を投入。宇佐美はハリル体制下での全試合出場を継続している。同30分には、背番号10の香川を清武に代えて投入。暑さの中で運動量が落ち始めたチームのテコ入れを図った。同35分には、長谷部のラストパスから金崎がトラップしてシュートを突き刺した。追加点かと思われたが、これはオフサイドの判定になった。

 ハリル監督の最後のカードは、ドリブル突破とミドルシュートが持ち味の原口。同37分、本田の代わりに投入された。そして、後半42分に待ちに待った追加点が決まる。柏木の右CKから吉田がヘディングシュート。相手DFのクリアボールを宇佐美が右足でシュート。これが吉田に当たり。コースが変わり、追加点となった。
 
 6月のスコアレスドローのリベンジを果たしたハリルジャパンは3-0勝利をつかみとった。グループE組首位を守った日本は17日にW杯2次予選で敵地カンボジア戦を迎える。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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