「今ある力を振り絞ってみんなよくやったと思う」とチームの奮闘を称賛

　森保一監督率いる日本代表は、現地時間20日のコパ・アメリカ（南米選手権）グループステージ第2戦ウルグアイ戦で2-2と引き分けた。キャプテンを務めたMF柴崎岳（ヘタフェ）は、FIFAランク8位の強豪と激闘を繰り広げた若手たちについて「羨ましい」と語っている。

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　17日のチリ戦（0-4）に続き、日本は4-2-3-1システムを採用。前半25分、柴崎の正確なサイドチェンジからMF三好康児（横浜F・マリノス）が切れ込み、強烈な一撃を叩き込んだ。前半32分、日本はVAR（ビデオ・アシスタント・レフェリー）によりPKを献上し、FWルイス・スアレス（バルセロナ）に同点弾を献上した。

　それでも後半14分、DF杉岡大暉（湘南ベルマーレ）のクロスをGKフェルナンド・ムスレラ（ガラタサライ）が弾き、三好が詰めて再びリード。しかし同21分、CKからDFホセ・ヒメネス（アトレチコ・マドリード）に決められ、2-2ドローに終わった。

　チリ戦の大敗から一転、強豪のウルグアイと激闘を繰り広げたなか、ボランチでフル出場の柴崎は「75分くらいからの力の絞り方もチリ戦とは違うものになった。最後に攻め込まれた時にやるべきことはたくさんあると個人的には思うけど、今ある力を振り絞ってみんなよくやったと思う」とチームの奮闘を称えている。

　チリ戦から3日後の一戦で「若い選手たち」に触れた柴崎は「そんな中2日や3日では変われない」と指摘。それでも「チリ戦やウルグアイ戦で感じたことは財産になる」と続け、羨望の思いを吐露した。

「彼らの年代でこういう場に来られなかったので羨ましい。貴重な経験をしていると思う。終わった後に個のレベルをどれだけ維持できるかという彼らの意識が問われる」

　コパ・アメリカという真剣勝負の場に出場し、逞しさを増している若手の姿を見て、柴崎も思わず「羨ましい」と漏らしていた。