クラブでベンチを温め、代表からも落選

　オランダ代表のガラタサライMFウェスレイ・スナイデルが、代表から落選となったフェネルバフチェFWロビン・ファン・ペルシーの復活を待望している。最新のオランダ代表メンバーから外された前主将に対し、「チームの一員であるべき」とエールを送った。ロッテルダム地元紙「アレグメン・ダグブラッド」が報じている。

　スナイデルはダニー・ブリント監督が発表した最新のオランダ代表メンバーから外れたファン・ペルシーについて、エールを送っている。

「完璧にフィットさえすれば、ファン・ペルシーはチームの一員であるべきだ」と主張。「僕が決めることじゃない」と付け加えているものの、32歳のストライカーが復調し、“オランイェ”の愛称を持つオランダ代表に復帰してほしいという願望を明かした。

　ファン・ペルシーは今季開幕前にマンチェスター・ユナイテッドを離れ、トルコの強豪フェネルバフチェに移籍。しかし、そこでは望むような出場機会が与えられず、思っていたような活躍が見せられていない。2014年ブラジル・ワールドカップではキャプテンマークを巻いてオランダの3位入賞に貢献したが、オレンジ軍団は来年の欧州選手権の出場権を逃した。ファン・ペルシーは予選最終節のチェコ戦で痛恨のオウンゴールを献上し、敗戦を喫するという悲劇を味わっている。

　代表でもベンチスタートが続き、マンチェスター・ユナイテッドFWメンフィス・デパイと練習中に喧嘩したとも報じられていた。受難の時が続いている左足の鬼才は、ついに代表からも落選してしまったが、自ら代表を引退する意向がないことを表明している。