植田直通、VAR判定の舞台裏を告白 試合後PKを献上したカバーニとのやりとりとは?
前半29分、ペナルティーエリア内でカバーニに対して足裏がヒットしてPKを献上
森保一監督率いる日本代表は、現地時間20日のコパ・アメリカ(南米選手権)グループリーグ第2戦でFIFAランキング8位のウルグアイ代表と2-2で引き分けた。1点リードして迎えた前半29分、DF植田直通(セルクル・ブルージュ)が相手FWエディンソン・カバーニ(パリ・サンジェルマン)を足裏でキックしたとして、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)のチェックでPK判定となり、同点ゴールを奪われたが、試合後にカバーニに「当たっているだろ」と言われたことを明かしている。
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前半25分、日本はカウンターからMF三好康児(横浜F・マリノス)が鮮やかなゴールを決めて日本が先制。しかし、同29分に植田が自陣ペナルティーエリア内でカバーニと接触した。そのままプレーは続行されたが、直後に主審が試合を止めてVARの確認が入り、一転してPK判定となった。
浮き球を拾いに行ったカバーニに対して植田が素早く寄せてブロックしたかに見えたが、植田の足裏がカバーニの右足をヒット。カバーニはそのまま悶絶し、ピッチに倒れ込んでいた。
PKをFWルイス・スアレス(バルセロナ)に決められ、後半は1点ずつを取り合って2-2のドロー。植田は試合後、「あそこで僕が足の裏を見せた時点で、結果は分かっていた。VARがあることをもっと認識していないといけなかった」と反省の言葉を残した。
植田はこの日、MF柴崎岳(ヘタフェ)とともにドーピング検査の対象となり、他の選手よりも遅く取材エリアに姿を現したが、別室では同じくドーピング検査でいたカバーニと会話があったという。
「写真を見せられて、『当たってるだろ』と言われました。でも、いやいや『ちょっとしか当たってないだろ』と言いました。ただ、ああいうところの上手さもあるし、気を付けないといけなかった」
植田はカバーニの巧みな駆け引きを認めるとともに、「ずっとリードしている形を作っていたので、そこで追いつかれてしまったのは僕の責任でもある。後ろが耐え切れなかったというのは、また次に生かさないといけない」と24日に行われる第3戦エクアドル戦に向けて前を向いていた。