「明らかに上回っていた」 2度リードもドローの日本代表、“課題”をウルグアイ紙指摘
チリ戦に続きセットプレーから失点 「セレステには有効な武器があった」
日本代表は現地時間20日にコパ・アメリカ(南米選手権)第2戦でウルグアイと対戦した。MF三好康児(横浜F・マリノス)が2得点の活躍を見せて2度のリードを奪うも、追いつかれて2-2の引き分けに終わった。ウルグアイメディアでは、“セレステ(ウルグアイ代表の愛称)”がセットプレーの面で日本を上回っていた点を指摘している。
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日本は前半25分、MF柴崎岳(ヘタフェ)のロングフィードを受けた三好がドリブルでペナルティーエリアに侵入し、右足のシュートで試合の均衡を破った。同点とされて迎えた後半14分には再び三好がゴールネットを揺らし、南米屈指の強豪を相手にリードを奪い続けた。
しかし、ウルグアイのセットプレーを防ぎ切ることはできなかった。勝ち越しから7分後の後半21分、左サイドのCKからDFホセ・ヒメネス(アトレチコ・マドリード)にヘディングシュートを流し込まれた。
このゴールシーンについて、ウルグアイ地元紙「ovacion」は「セレステには有効な武器があった。この面ではライバル(日本)を明らかに上回り、アドバンテージを持っていた」と記している。
ウルグアイの2点目の場面では、ヒメネスがMFニコラス・ロデイロ(シアトル・サウンダーズ)の鋭いキックに走り込み、シュートに結びつけている。キックの精度の高さはもちろん、ゴール前でのポジション取りのうまさで日本を上回った。
日本は初戦のチリ戦(0-4)でもCKから、相手選手にマークを外されてヘディングを決められている。ウルグアイ戦では、前半にクロスからスアレスにフリーでシュートを打たれる場面もあるなど、守備の課題をはっきりと突きつけられているのが現実だ。現地メディアにもその点をきっちりと指摘されている。
2試合で6失点を喫している日本。決勝トーナメント進出が懸かるエクアドル戦では立て直しを図り、勝利を手にすることはできるのか。森保一監督の采配と、選手たちの奮起に期待したい。