日本代表、三好の2ゴールで強豪ウルグアイと2-2ドロー! 今大会初の勝ち点を獲得
同点で迎えた終盤の猛攻を凌ぎきり、第3戦に望みをつなぐ
日本代表は招待参加している南米選手権(コパ・アメリカ)の第2戦で、現地時間20日にウルグアイと対戦。日本はMF三好康児が2得点の活躍を見せたものの2失点し、2-2の引き分けに終わった。
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日本は4-2-3-1を採用し、2列目は右からMF三好康児、MF安部裕葵、MF中島翔哉が並び、1トップはFW岡崎慎司が入った。一方のウルグアイはFWルイス・スアレスとFWエディンソン・カバーニの強力アタッカーがいずれもスタメンで日本に襲い掛かった。
試合開始から1分、センターサークル付近で日本からボールを奪ったスアレスはボールを落ち着ける間もなくそのままシュートを狙った。GK川島永嗣の頭上を狙った一撃はわずかにクロスバーの上へ外れ、いきなり肝を冷やすことに。しかし、日本も前半3分に三好が右サイドを縦に突破してマイナスのボールを入れ、ニアサイドで岡崎が合わせるビッグチャンス。これもわずかに枠を外れたが、激しい立ち上がりになった。
そのなかで先制に成功したのは日本だった。同25分、左サイドで狭いところに追い込まれたMF柴崎岳が一気に逆サイドへ展開すると、左サイドバックのDFディエゴ・ラクサールが足を痛めてプレーへの参加が遅れてフリーになったスペースで三好が一気にドリブルで前進。中央に走り込む選手へのラストパスを意識させた三好は右足でそのままシュートを放つと、これがゴールへ突き刺さって1-0と先制に成功した。
ウルグアイはラクサールとDFジョバンニ・ゴンサレスが交代となったが、そうしたなかでカバーニがシュートを放とうとした場面でブロックに入ったDF植田直道の足がカバーニを蹴ったとして、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入した結果、ウルグアイにPKが与えられた。これを同32分にスアレスが冷静に蹴り込んで同点とし、1-1でハーフタイムを迎えた。
後半に入ると先にチャンスを掴んだ日本は同9分、左サイドからのボールがゴール前で三好に渡ったが、シュートを打ち切れずにボールロスト。そこからウルグアイは一気のカウンターで、スアレスのラストパスにカバーニが完全に抜け出した。しかし、ここで距離を詰めた川島がカバーニとの1対1でビッグセーブ。勝ち越しは許さなかった。
逆に日本は同14分、左サイドを切り崩してDF杉岡大暉がクロスを上げると、GKフェルナンド・ムスレラが弾いたボールに三好が詰めてゴール。この日2点目で、日本が2-1とリードを奪った。それでも同20分、ウルグアイは左コーナーキックをMFニコラス・ロデイロがゴール前へ蹴り込むと、DFホセ・ヒメネスがヘディングでファーサイドに流し込んで2-2と再び同点となった。
勝ち点3の欲しい日本は後半38分、三好に代えて18歳MF久保健英を投入して勝負をかける。しかし終盤はウルグアイが猛攻を仕掛けて日本が必死に守る展開となり、スアレスのヘディングがクロスバーを直撃する場面もあったが、2-2のまま試合終了。日本は2戦を終えて勝ち点1として、第3戦のエクアドル戦に準々決勝進出への望みをかけることになった。
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(FOOTBALL ZONE編集部)