東京五輪世代「ポジション別最新勢力図」 トゥーロン&U-20W杯を経て競争激化!
小川の復活、U-20W杯での田川&宮代のアピールで混戦模様に
【FW】
■コパ・アメリカ組
— 前田大然(松本)
― 上田綺世(法政大)
■トゥーロン組
◎ 小川航基(磐田)
◎ 旗手怜央(順天堂大)
△ 小松 蓮(金沢)
■U-20W杯組
○ 田川亨介(FC東京)
○ 宮代大聖(川崎)
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最前線の一つのポジションを巡る戦いを考えると、トゥーロン組とU-20W杯組が大きな結果を残した。世代のエースと呼ばれながら怪我もあって近年伸び悩んでいた小川が、トゥーロンで復活をアピールする2ゴールを記録。コパ・アメリカ組の前田と上田にはない特長を持つ選手だけに、小川の復活はポジション争いを一層刺激するはずだ。
またトゥーロンでは、旗手も違いを生んだ一人。前線とシャドーを巧みにこなすフレキシブルさを持ち、複数ポジションをこなせる適応力は東京五輪の登録枠「18」を考えると価値は大きいと言える。U-20W杯組では田川、宮代の2トップが結果を残して自身の力を証明しており、コパ・アメリカの結果次第では、前線の人選は再考を求められる可能性もあるだろう。
(林 遼平 / Ryohei Hayashi)
林 遼平
はやし・りょうへい/1987年、埼玉県生まれ。東日本大震災を機に「あとで後悔するならやりたいことはやっておこう」と、憧れだったロンドンへ語学留学。2012年のロンドン五輪を現地で観戦したことで、よりスポーツの奥深さにハマることになった。帰国後、サッカー専門新聞『EL GOLAZO』の川崎フロンターレ、湘南ベルマーレ、東京ヴェルディ担当を歴任。現在はフリーランスとして『Number Web』や『GOAL』などに寄稿している。