空白の3年を経て華麗なる復活 独メディアが香川を「再び花を咲かせた」と大絶賛

ツォルクSD「かつての自分を取り戻した」

 しかし、トゥヘル監督は4-3-3(現地では4-1-4-1という表記もある)システムを導入。香川は新たな挑戦となる左インサイドハーフでの起用となったが、これが香川の進化につながった。ブンデスリーガ公式サイトのデータによれば、1対1での勝率が格段に向上。得意の攻撃だけでなく、守備での貢献度がドルトムント在籍期間中トップの数字を記録しているという。

 香川は8日に行われたシャルケとの“ルール・ダービー”での先制ヘッドを決め、チームの3-2での勝利に貢献した。このゴールは今季公式戦7点目となり、早くも昨季1年間での数字を上回った。ユナイテッドでの2年間とドルトムント復帰1年目の計3年間は、なかなか日の当たる舞台に上がることがなかったが、そこから見事に復活。「空白の3年間を経て、トーマス・トゥヘルの下で香川は再び花を咲かせた」と大絶賛されている。

 ドルトムントのミヒャエル・ツォルクSDも、香川について「かつての自分を取り戻した」と語り、チームに不可欠な存在であると強調した。ピッチで華麗に咲き誇る背番号23が、好調ドルトムントをけん引している。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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