美人女医とモウリーニョの争いは法廷へ 治療行為の当事者アザールが証人として出廷か

移籍も噂される背番号10が証言台に立つ?

 チェルシーの元チームドクター、エバ・カルネイロさんは、ジョゼ・モウリーニョ監督から試合中の医療行為を巡る一連のパワハラ問題により退団。指揮官相手に係争状態に突入しているが、この裁判でベルギー代表MFエデン・アザールが証言台に立つ可能性が浮上している。英地元紙「デイリー・メール」が報じている。

 敏腕女医として鳴らしたカルネイロさんが悲劇のヒロインとなったのは、チェルシーが2-2のドローに終わった8月8日のスウォンジー戦終盤のことだった。ピッチ上で倒れたアザールに対する治療行為を、トレーナーとともに行った際、モウリーニョ監督が激怒。チェルシーはすでに、後半7分のベルギー代表GKティボ・クルトワの退場で数的不利に陥っており、アザールも治療の間はプレー不可能となるため、女医の行動が指揮官の怒りの対象となった。放送禁止用語を使ってピッチ場で罵声を浴びせかけ、試合後にはテレビカメラの前で「ナイーブだった」と批判。トップチームへの帯同も禁止するなど、パワハラまがいの行為に出た。

 “スペシャル・ワン”は、この一件で世間の大バッシングを浴び、カルネイロさんは退団した。モウリーニョ監督からの謝罪を求めていたが、ポルトガル人指揮官はこれに応じずに訴訟問題へと発展している。

 この「美人女医対スペシャル・ワン」の裁判で、証人として今季不振のアザールが出廷を要求される可能性が浮上していると、記事ではレポートされている。そもそも、カルネイロさんが治療行為に及んだきっかけは、アザールがファウルで倒され、主審に治療を求めたことがきっかけとされている。記事では「アザールはこの訴訟に巻き込まれることに消極的だが、労働裁判所の出廷を強要される可能性もある」と報じられている。

 アザールが出廷した場合、真実を語るのか。大きな注目が集まっている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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