代表デビューを狙う伊藤達哉、コパに懸ける熱き覚悟 「経験しに来たじゃ済まされない」
チリ戦でのデビューはお預けもウルグアイ戦へ決意「チームが勝つために全力を尽くす」
森保一監督率いる日本代表は、現地時間20日にコパ・アメリカ(南米選手権)のグループリーグ第2戦(アレーナ・ド・グレミオ/現地20時・日本時間21日8時)でFIFAランキング8位のウルグアイ代表と対戦する。初戦のチリ戦(0-4)で出番がなく、A代表デビューの瞬間を待つMF伊藤達哉(ハンブルガーSV)は、「日本代表として戦う以上、『経験しに来た』という言葉じゃ済まされないこともある」と結果にこだわる決意を滲ませた。
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日本はチリ戦を、森保監督が就任以降メインシステムとしてきた4-2-3-1でスタート。1トップにFW上田綺世(法政大)、2列目はサイドにMF中島翔哉(アル・ドゥハイル)とFW前田大然(松本山雅FC)、トップ下にMF久保建英(FC東京→レアル・マドリード)が入った。
スタメン6人がA代表デビューという若い陣容のなか、試合序盤は互角に近い攻防を展開した。しかし徐々に地力の差が表れ、前半41分にはCKからMFエリック・プルガル(ボローニャ)に被弾。後半にはFWエドゥアルド・バルガス(UANLティグレス)に2ゴール、FWアレクシス・サンチェス(マンチェスター・ユナイテッド)に1ゴールを決められて0-4と大敗した。
この日の交代は、中島→MF安部裕葵(鹿島アントラーズ)、前田→MF三好康児(横浜F・マリノス)、上田→FW岡崎慎司(レスター)と攻撃陣3枚に割かれたなか、森保ジャパン2度目の選出となった伊藤に出番は回ってこなかった。
20日に行われるウルグアイ戦では、メンバーの入れ替えも予想され、伊藤にA代表デビューのチャンスが巡ってくるかもしれない。しかし、21歳のアタッカーは、A代表、そしてコパ・アメリカというハイレベルな戦いを“経験”するだけで終わらせるつもりはない。
「僕がコパに来るにあたって考えているのが、“経験しに来ている”わけじゃない。日本代表として戦う以上、『経験しに来た』という言葉じゃ済まされないこともある。僕が出るか分からないですけど、出たらチームが勝つために全力を尽くそうと思います」
伊藤が静かに発したその言葉からは、今大会への強い決意と覚悟が伝わってくる。A代表の一員として世界の南米の強豪と対峙した時、伊藤がどんなプレーを見せるのか、期待は高まる。
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(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)