再三の決定機を逃したFW上田綺世への批判は妥当か? その動き出しはむしろ評価に値
際立った動き出しの質 「日本人よりやりづらくは感じなかった」と本人も一定の手応え
3度のチャンスを逃した上田だが、いずれも動き出しの質が際立ち、フリーになっていた点は特筆すべきところだ。「僕の武器は背後で、人と当たることではないので、そこがどうかなと探りながらやった。ルーズな部分があるし、日本人よりやりづらくは感じなかった」と本人も一定の手応えをつかんだ。
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ゴールを決めていれば、試合の潮目が変わった可能性は確かにある。それでも相手守備陣と駆け引きを繰り返しながら、巧みにボールを呼び込んでシュートを放つなど、自らのストロングポイントを発揮した。
後半34分、FW岡崎慎司(レスター・シティ)と交代でピッチを退いた上田は、「力不足で片付けるつもりはない。全力を尽くしたうえでなった結果なので、どうしたらいいかを考えながらこの遠征中に解決していきたい」と力を込めている。
森保監督は若い選手たちに貴重な経験を積ませ、成長を促したいと語っていたが、まさにその通りの展開となりそうだ。