日本代表、なぜチリ戦で0-4大敗を喫したのか? 選手・監督の発言から紐解く舞台裏
サイドの対応に課題 「人数の有利を与えてクロスを上げられるシーンはあった」
攻撃では相手ゴールに何度も迫っており、チャンスの形は作り出している。フィニッシュ精度が世界との差を如実に物語るが、それでも“攻撃の形”という点では一定の評価を与えてもいいだろう。
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一方、4失点という結果を受けて守備面の課題が噴出しており、指揮官は「一瞬のスキを突いてくる勝負強さがあると感じた」とチリを称えた。左サイドハーフで先発したMF中島翔哉(アル・ドゥハイル)も「クロスの質が高く、ワンタッチも上手かった」と評している。
4失点のGK大迫は「修正力、もっと味方に声をかけていれば……。3点目のファーから入ってくるのも前半から相手がやっていた。4失点目は、3失点目をしてから少し下を向いてしまったかなと思う」と振り返る。
またサイドの対応について語ったのが、途中出場のFW岡崎慎司(レスター・シティ)とCBの一角でフル出場したDF植田直通(セルクル・ブルージュ)だ。
「サイドを上手く使われて数的優位を使われる。相手のほうが上手くサッカーをやった」(岡崎)
「サイドに1枚張っている状態でセンターバックの前に落ちてくるのをどうするか戸惑った部分はあったし、そこで人数を割けなかった。相手に人数の有利を与えてクロスを上げられるシーンはあった」(植田)