モイーズはすぐに戻ってくる! 英メディアが解任された指揮官の新天地候補4クラブを予想

古巣セルティックへの凱旋も…

 3つ目として挙げられたのは、昨季王者チェルシーという衝撃の予想だ。現在16位に沈むチェルシーがモウリーニョ監督を解任し、その後任として今季いっぱいを任せる緊急登板は、モイーズ氏にとっても魅力的な選択肢になるのでは、という見方をされている。モウリーニョ監督が自身を“スペシャル・ワン”と称したのに対し、自身は2013年夏にサー・アレックス・ファーガソン監督から後継者に指名された際、“チョーズン・ワン(選ばれた男)”と名付けられた。今度は、このポルトガル人指揮官の後を継ぐ”選ばれた男”になるのだろうか。

 そして最後に挙げられたのは、元日本代表MF中村俊輔(現横浜FM)やMF水野晃樹(現千葉)が、かつて所属したスコットランドの名門セルティック。モイーズ氏にとっては、現役時代にプロデビューを果たした古巣だ。目覚ましい活躍こそなかったが、選手の一員としてリーグ制覇も経験している。ソシエダの監督に就任する前にも、セルティック監督就任の可能性が報じられたこともあった。

 スコティッシュ・プレミアリーグは、セルティックの宿敵レンジャーズが巨額の負債により破産し、2012年に下部リーグへ降格して以降はセルティックの1強状態が続く。現在リーグ4連覇中で今季も首位を走るなど無双状態が続く。しかし、CLでは本戦出場権を逃し、UEFAヨーロッパリーグへ回ったが、アヤックスやフェネルバフチェと同居するグループAで最下位に沈むなど、欧州の舞台での栄光から遠ざかっており、ロニー・デイラ監督も批判を浴びている。モイーズ氏が、監督として母国凱旋を果たしても不思議ではない状況だ。

 ユナイテッド、ソシエダと2クラブ続けて失意を味わったモイーズ氏だが、今季中に新たな働き場所を見つけることになるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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