久保建英への日本の期待感は「崩れ去った」 韓国紙がチリ戦で“脅威になれず”と指摘

日本代表MF久保建英【写真:Copa America】
日本代表MF久保建英【写真:Copa America】

チリ戦にフル出場もゴールに絡めず 「攻撃ポイントも作り出せなかった」

 ブラジルで開催されているコパ・アメリカ(南米選手権)に参戦している日本代表は、現地時間17日に行われたグループリーグ第1戦でチリ代表に0-4で大敗した。

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 アジアを代表して招待された日本代表の結果を、韓国メディアも大々的に報じている。そのなかでも特に注目されていたのが、MF久保建英だ。大会直前にFC東京からレアル・マドリードへの移籍が決まったこともあり、スタメン起用された久保のプレーに言及している。

 韓国の一般紙「国民日報」は、「久保に向けられた日本のメディアと世論の高い期待感は、チリ戦で虚しくも崩れ去った。久保はほとんど見せ場を作れなかった。左サイドで先発出場した久保だが、チリのゴールを脅かすことができなかったし、攻撃ポイントも作り出せなかった」と伝えた。

 また、スポーツ・芸能総合ニュースサイト「スポータルコリア」は、「久保は2列目で攻撃的MFとして出場したが、ゴールを決めるには力不足だった」と報じている。久保は時折鋭いドルブルで相手を抜き去り、シュートも放つなど、見せ場も作ったが、相手の脅威にはならなかったと伝えた。

 久保に期待しすぎている部分が大きいのかもしれないが、現地時間20日に行われるウルグアイとの第2戦でのプレーも、韓国国内で話題になるのは間違いないだろう。

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金 明昱

1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。

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