なでしこJ、イングランドに敗れグループ2位通過 エースFWホワイトの2得点に屈する
前後半ともに1失点 優勢の時間帯にゴールを奪い切ることができず
なでしこジャパン(日本女子代表)は現地時間19日、フランス女子ワールドカップ(W杯)グループリーグ第3戦のイングランド戦に臨んだ。すでに決勝トーナメント進出を決めている日本は0-2で敗れ、グループ2位で次のラウンドに駒を進めることとなった。
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日本は2-1の勝利を収めた第2戦スコットランド戦からスタメンを2人変更。FW横山久美が第1戦アルゼンチン戦以来の先発復帰、FW小林里歌子が右サイドハーフとして今大会初先発となった。
前半9分に横山の強烈なFKが枠を捉えるなど、日本は序盤にチャンスを作り出すが、ゴールを奪うことはできず。すると同14分、イングランドはMFジョージア・スタンウェイのスルーパスにFWエレン・ホワイトが抜け出してGK山下杏也加と1対1となり、冷静なシュートがゴールネットを揺らして先制点を奪った。
その後の日本は劣勢が続くものの、GK山下のセービングもあって点差は開かせないままハーフタイムへ。後半も厳しい時間帯が続くなか、同16分に選手交代。横山に代えてFW菅澤優衣香、小林に代えてMF三浦成美を投入した。
選手交代を機にリズムをつかんだ日本は後半21分、三浦からのパスに菅澤が抜け出してチャンス。これはDFのカバーリングに阻まれたが、徐々に高い位置でイングランド守備陣を脅かすプレーが増えていく。
後半33分にはアーリークロスに反応した菅澤がワントラップから右足でボレーを放つも、シュートは枠外へ。さらに同38分、DF鮫島彩のクロスに菅澤が飛び込んで惜しいシュートを放つなど、迫力ある攻撃を続けた。
しかし後半39分、一瞬のスキを突かれてホワイトにこの2点目となるゴールを奪われ、イングランドに追加点を許してしまう。終盤には菅澤がGKと1対1のチャンスを迎えたがファインセーブに阻まれ、試合はそのまま0-2で終了。勝ち点4の日本はグループ2位通過で決勝トーナメントに向かうこととなった。
(FOOTBALL ZONE編集部)