「レアル移籍に納得」 チリ戦の久保建英にブラジル人記者感嘆「他の選手と雰囲気違う」
チリに0-4と大敗したなかで久保が際立つプレー、現地ブラジル人記者が18歳MFを絶賛
森保一監督率いる日本代表は、現地時間17日のコパ・アメリカ(南米選手権)グループリーグ初戦でチリに0-4と大敗した。そのなかで代表初先発フル出場の18歳MF久保建英(FC東京→レアル・マドリード)は際立つプレーを見せたが、現地ブラジルメディアの記者は「レアル移籍に納得」「他の選手と雰囲気が違う」と感嘆の声を上げている。
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「彼はスピードがあり、足もとの技術に優れていた。クボがブラジルでプレーする姿をこの目で見られて良かった。スタジアムに足を運んだ観客も彼のプレーを気に入っているようだった」
この日4-2-3-1のトップ下に入った久保を絶賛したのは、ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」の記者マルセロ・リマ・ブラガ氏だ。14日に久保のレアル移籍が決まり、それ以降、久保を注視していたという。
試合は前半41分、CKからMFエリック・プルガル(ボローニャ)に先制点を献上。後半にFWエドゥアルド・バルガス(UANLティグレス)に2ゴール、FWアレクシス・サンチェス(マンチェスター・ユナイテッド)に1ゴールを決められて0-4の大敗を喫した。
久保は序盤から果敢に仕掛ける姿勢を見せ、前半12分には相手MFプルガルを股抜きで翻弄。また後半20分にはMFアルトゥーロ・ビダル(バルセロナ)を華麗なトラップでかわすと、DFガリー・メデル(ベジクタシュ)も置き去りにする2人抜きから強烈なシュートを放った。
「彼は間違いなく良いタレントだし、素晴らしい才能を秘めている」と断言するブラガ氏。会場を沸かせた久保のパフォーマンスをスタジアムで見て、ある確信を得たという。
「レアル・マドリードへ移籍したのも納得のプレーだったし、将来も有望だと感じた。とてもインテリジェンスに溢れていて、やはり他の選手とはプレーの雰囲気が違う」
4失点の日本にとって課題は多い。それでも久保の堂々たるプレーは、間違いなく収穫の一つと言えるだろう。