マンUでベンチを温める46億円の背番号7 メディアの批判は「真実じゃない」

不振を認めるも「復活は近い」

「僕はハードワークを続けている。去年の(ブラジル・)ワールドカップの時のような調子を見せることができていないけど、それはハードワークができていないということではない。今はまた良い状態に戻ってきたと感じている。僕の練習を見ていない人の中には、僕がサッカーに集中していないと思う人もいる。しかし、それは真実じゃないよ」

 デパイはオランダ代表合宿の際に、「ペルーの笛吹き」と揶揄された珍妙なファッションで登場し、オランダメディアからバッシングされた。アヤックスなどを率いた名将コー・アドリアーンセ氏も「彼には矯正が必要だ。フットボールチームの一員であることを理解しなければいけない。100メートル走のウサイン・ボルトのような個人競技ではないんだ。彼は(オランダ代表宿舎に)”ペルーの笛吹き”のような格好で現れたが、特段何も成し遂げていない若手なら、あんな格好で移動のバスに乗り込んではいけない。クリスティアーノ・ロナウドは飾り立てているが、少なくとも彼は実力を証明している」と激しく非難されたが、こうした批判についても反論した。

 それでもデパイは、「当然、ベンチ暮らしを受け入れるのは難しい。それでも僕はどんどん良くなっている。チャンスが与えられれば、かならずそれをモノにしてみせるよ。今はたくさんのことが変化している。新しいクラブで、オランダとは違うレベルにいるんだ」と、力強く復活は近いと宣言した。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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