ACL“日本勢対決”、第1戦は鹿島に軍配! 前半の先制点を守り切り、広島に1-0勝利
セルジーニョの先制ヘッドが決勝点に 終盤には広島MF稲垣が退場処分に
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のラウンド16でのJリーグ対決、18日に鹿島アントラーズがホームにサンフレッチェ広島を迎え撃った一戦は、鹿島がFWセルジーニョのゴールを決勝点に1-0の勝利を収め、第1戦を制した。
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鹿島はE組で首位通過のチャンスを2試合連続で逃す形で2位通過。一方の広島は優勝経験のある広州恒大(中国)や元日本代表FW本田圭佑を擁したメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)を押さえ、1試合を残してF組の首位で通過。その結果、ラウンド16という早い段階で日本勢の対決となった。
序盤から双方ともに中盤のボールロストから速攻を許す場面が目立ち、ゴール前にスピード感のある仕掛けを繰り出す回数の多い展開になった。鹿島の方が最終的にシュートにつなげる場面が多かったが、GKの正面や当たりの悪いシュートでゴールを脅かすには至らない。一方の広島は、最終的な崩しの場面でラストパスに精度を欠いてビッグチャンスを作り切れない時間が続いた。
そうした中で、先にスコアを動かしたのはホームの鹿島だった。前半24分、敵陣のスペースへハーフライン付近から一気にドリブル突破したMF土居聖真がペナルティーエリア内の左サイド奥深くまで切り込んでクロスを上げると、DFに当たってボールはゴール前に浮いていち早く落下点に入ったFWセルジーニョが頭で押し込み、1-0と鹿島が先制に成功した。その後も両チームが後一歩で決定機という場面を迎える展開が続くもスコアは動かず、鹿島が1点リードをキープしてハーフタイムを迎えた。
後半に入ると1点を追う広島がボール支配率を高めてゲームを進めるものの、前半と同様に崩しの局面での精度が上がらずにビッグチャンスがなかなか生まれない。膠着状態が打破できない広島の城福浩監督は、残り15分を前に切り札としてFWパトリックを投入し、アウェーゴール奪取への望みを託した。
しかし、広島は同41分にMF稲垣祥が2枚目のイエローカードで退場処分になるなど歯車がかみ合わず。ホームでの無失点が勝ち上がりにつながる鹿島は最後まで集中力を切らさず、このまま1-0で勝利。連覇を目指す鹿島がホームで先勝し、次週に広島がホームで迎える第2戦に優位な立場を作り上げた。
(FOOTBALL ZONE編集部)