浦和GK西川、16強の“日韓対決”に決意 「覚悟を持って戦わなくてはいけない」
「アウェーゴールを渡さないように努力して、チームの力になりたい」と意気込む
浦和レッズのGK西川周作は18日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のラウンド16、ホームで迎える蔚山現代(韓国)との一戦の前日会見に出席し、「難しい試合になるとイメージしている。覚悟を持って戦わなくてはいけない」と決意を語った。
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この日が33歳の誕生日になった西川は、壇上で大槻毅監督からもその話題に触れられると笑顔を見せ、「大事な試合の前に大槻監督をはじめ仲間に誕生日を祝ってもらえてうれしく思う」と話した。しかし、この冒頭が終わると厳しい表情で韓国勢との決戦に向けた思いを語った。
「難しい試合になるとイメージしている。覚悟を持って戦わなくてはいけない。2試合合計の結果が大事になる。前半戦となる明日の試合、ゴールをしっかり守ってアウェーゴールを渡さないように努力して、チームの力になりたい。Jリーグでも対戦経験のある選手が何人かいる。キム・ボギョン(元柏レイソル)やイ・グノ(元ガンバ大阪など)。サイドの7番(MFキム・インソン)はスピードがあって出足が早い。リスクマネジメントを含めて注意しなければいけない」
西川は浦和で2017年にアジア制覇を経験。決勝トーナメントではすべて第1戦がアウェーだった。一方、その前年にはFCソウルとラウンド16で対戦し、初戦がホームの組み合わせとなり、PK戦の末に敗退した。その両方の経験があるからこそ、初戦がホームという対戦順で意識すべきことを語っている。
「17年シーズンに戦った時とは逆の順番になる。これといって変わったことをするのではなく、自分たちが上積みしてきたことをしっかり出す。ホームでは失点をしない。そのためには前からのハードワーク、球際で勝つといった一つ一つの局面を意識したい」
浦和はオズワルド・オリヴェイラ監督から大槻監督へと交代して公式戦3試合目になる。そうした意味ではチームの成熟度という点では相手に分があるのは避けられない。一戦ごとに上積みをしていかないといけない時期だからこそ、アウェーゴールというビハインドまで背負って韓国に乗り込むことは避けたい。33歳の初戦となる西川が浦和のゴールを死守できるかどうかは、3回目のアジア制覇の達成に向けて大きなキーポイントになるといえそうだ。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)