「切れ味を欠いた」日本の攻撃を海外メディア低評価 「良い場面はほとんど久保から…」

日本代表のコパ・アメリカ初戦は、無得点に終わった【写真:Getty Images】
日本代表のコパ・アメリカ初戦は、無得点に終わった【写真:Getty Images】

コパ・アメリカ初戦でチリに0-4完敗 久保には「素晴らしいタッチと左足」と好印象

 日本代表は現地時間17日にコパ・アメリカ(南米選手権)初戦のチリ戦に臨むも、0-4と大敗した。海外メディアでは初先発でチャンスを多く生み出したMF久保建英の活躍を評価する一方で、ノーゴールに終わった日本の攻撃陣には「切れ味を欠いた」と厳しい評価を与えている。

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東京五輪世代の若手主体のメンバー構成でブラジルに乗り込んだ日本。このチリ戦でも、6人がA代表デビューとなるフレッシュな陣容となった。

 立ち上がりは不安定だったチリを攻め込む形を作った日本だが、次第に相手にペースを握られていく。前半41分にコーナーキックからMFエリック・プルガルにヘディングシュートを決められて先制を許した。

 後半にはFWエドゥアルド・バルガスに2得点、FWアレクシス・サンチェスに1得点を許し、よもやの0-4大敗を喫した。日本は巧みな動き出しで相手DFの背後を取ったFW上田綺世や、鋭いドリブルを見せた久保が決定機を迎える場面もあったが、シュートを枠に収めることができなかった。

 カタールの衛星放送局「ビーイン・スポーツ」は、「チリがコパ・アメリカの防衛を開始。グループ初戦で日本を4-0で粉砕」と、この試合の結果を早速伝えている。

 日本についての記述では「日本の良い場面はほとんどがクボからだった」「素晴らしいタッチと左足は、なぜ彼(久保)が“ジャパニーズ・メッシ”と呼ばれているかを物語っていた」など久保に関するものが多く、海外での注目度の高さをうかがわせた。

 その一方、久保を含めて攻撃陣がノーゴールに終わったことについて「切れ味を欠いた」と指摘。決してチャンスがなかったわけではないだけに、チリとの決定力の差が浮き彫りとなった。

 黒星発進となった日本。現地時間20日の第2戦ウルグアイ戦ではどのような戦いを見せてくれるだろうか。次こそゴールネットを揺らす瞬間に期待したい。

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