ミランから夏にオファーがあったと認めたイブラ 「私がイエスと言えば移籍していた」

イタリア紙に古巣への深い愛情を語る

 パリ・サンジェルマン(PSG)のスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチが、今夏の移籍市場でオファーを固辞したACミランへの深い愛情を示しながら、来季以降の復帰に否定的な意向を明らかにしている。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。

 イブラヒモビッチは、9日にスウェーデンの年間最優秀選手に選出。今夏の移籍市場でも、100億円近い金額を投じたミランの補強において最大の目玉と期待されていた。セリエAのユベントス、インテル、ミランでリーグ優勝に貢献してきたスーパースターは、「夏にミランから具体的なオファーがあった。私がイエスと言えば移籍していただろう。だが、合意に至らなかった。自分が求めていたものとは違っていたんだ。ミランから欲しいと言われるのは嬉しい。プレーしたなかで、一番ビッグなクラブ。他にも重要なクラブでプレーしてきたけど、ミランは比べることができない。仕事、組織力、チームもファンタスティックだった」と語った。

「サンシーロが、街が、人々が、言葉が、最高に美しい思い出がある。いつも言っていた。『イタリアは僕の2番目の家だ』と。とても居心地が良かった。だから個人的な理由で、ミランから去ったわけではない」

 イブラヒモビッチは2012年夏に、累積赤字で苦しむミランの経営事情から巨額のオイルマネーで潤うPSGに放出された。ブラジル代表DFチアゴ・シウバも、イブラヒモビッチとともにミランからパリに向かった。自らの意思で去ったわけではないと語る。

 

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