MF中島翔哉のポルトガル復帰報道に韓国注目 「カタール行きは首をかしげるものが…」
ソン・フンミンを超えるアジア最高額の移籍金を機に耳目を集める
アル・ドゥハイルに所属する日本代表MF中島翔哉が「ポルトガルのクラブへの復帰を希望している」と、韓国のスポーツ総合サイト「スポータルコリア」が報じている。
【PR】ABEMA de DAZNでラ・リーガの久保建英など欧州サッカーの注目試合ハイライトを全試合無料配信!‘;
同メディアはポルトガル紙「OJOGO」の記事を引用し、「中島はカタールでの生活に満足していない。移籍に対する後悔が大きくなった中島は欧州復帰を求めている。これに合わせてFCポルトがレンタルでの移籍を進める計画だ」と伝えている。
また、「中島は今年初め、アジアの選手としては最高額の移籍金でカタールのクラブに移籍した。中島のアル・ドゥハイルへの移籍金は3500万ユーロ(約43億円)で、ソン・フンミンがトットナムに移籍したときの3000万ユーロ(約37億円)を超えて、アジア最高額を記録した」と、当時の移籍金を韓国代表FWソン・フンミンと比較。アジアの選手としては想像を超える高額の移籍金が発生したことで、韓国でも中島の名前は注目されていた。
さらに「当初から中島のカタール行きは首をかしげるものがあった。中島はポルトガルのポルティモネンセにすぐに適応し、欧州ビッククラブも関心を示していた。中島の成長に日本サッカー界も次世代エースとしても期待していた。ただ、スタートはあまりよくなく、ここまで13試合で2得点にとどまっている」と報じている。
アル・ドゥハイルへの移籍と現在のコンディションからして、中島が欧州への移籍を模索してもおかしくはない。韓国メディアも日本代表の主力へ成長を遂げた中島の動向を注視している。
(金 明昱 / Myung-wook Kim)
金 明昱
1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。