得点力不足に悩むマンU レアルも狙ったスペインの逸材FW獲得に動くか

ロンドン勢も注目? 争奪戦になるか

 近年はトップ下や中盤での起用が多くなっている主将FWウェイン・ルーニーをセンターフォワードに固定して開幕を迎えた今季のユナイテッドだったが、思うような結果が出ずに試行錯誤が続いている。新たに7番を背負うオランダ代表メンフィス・デパイも不発の中、19歳の新星アンソニー・マルシアルがサイドとCF両方の起用に応えてチームを救っている。

 ただし、そのマルシアルにしてもリーグ戦では9月20日の第6節サウサンプトン戦から6試合ゴールを奪えていない。プレミア1年目の若武者に頼り切りの現状を改善するためにも、前線に新たな風を吹き込む存在としてペレス獲得が浮上したようだ。

 ニューカッスルは2014年にスペイン2部のテネリフェから、わずか170万ポンド(約3億円)でこのペレスを獲得。自分たちを「ハード・セラー」と称するだけに、中心選手に成長したストライカーを安売りするつもりはないという。トットナムやアーセナルからの注目も集める22歳は、1月の移籍市場で争奪戦になることが予想される。夏に大型補強を行ったユナイテッドは新たにサウサンプトンの快足FWサディ・マネ、レスターの技巧派MFリヤド・マフレズらの獲得を狙うとも噂される。間近に迫る冬の移籍マーケットでも、貪欲な赤い悪魔は積極補強を敢行するのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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